見たまんまの世界

自分用のメモです。なんでもありません。

お金のつかい道をシフトチェンジした話

 

 

本当にどうでもいい話なのですが、高校生の頃から「ライブ」に行くことが好きです。当時は邦楽のロックのライブを中心に見に行っていましたが、大学生になりそれに加えて「コンサート*1」や「舞台*2」 にも足を運ぶようになりました。アイドルのコンサートに生まれて初めて行って感動した話も別の記事にありますので、よかったら読んでみてください(笑)

 

 

2016年。アルバイトを掛け持ちして2つに増やして金銭面に余裕が出てきたため、ライブやコンサート、舞台(以下、現場)の数を増やしました、というか勝手に増えました。自由につかえるお金が増えたので、現場を我慢することを忘れたので増えました。実家住まいで家も厳しいので入れた数はそこまで多くはないですが、去年は全部合わせて25本でした。現場を数える単位って本で合ってるのかな、まあいいか。高校生のときはアルバイトをしていなかったので年10本いかないくらいだったかと思います。すごい飛躍。

 

わたしは結構財布の紐はきつい方だと思います。自分のことを「守銭奴」と言った時期もありました…。が、「ちょっとこれ自分ヤバいぞ」という現場に対するお金の使い方をしたことがあります。

そのヤバい話をする前に。ジャニーズのコンサートに入るには大きな試練があります。チケットを取る、という試練。取る方法は大きくふたつ。ファンクラブなどを介して取る方法がひとつ。しかし大体の公演はチケットを取るのが難しい。具体的な数は知りませんが、多分倍率エグいです。取れなかったら、取れた人から買います。それがふたつ目。市場が大きいので結構出回ってます。でもそれを利用して、定価以上、それもひどいときは10倍以上で売りさばく人もいます*3

 

で、わたし、買ったんですよ、ファンクラブの抽選に外れたので定価以上で売ってる人から。定価が7,000円のところ、35,000円で。コンサート5回分のお金を1回でつかったんですよ。35,000円あればわたしが今欲しい腕時計を買ってもおつりが来ます。しかも、そのコンサートの会場は大阪城ホール。自宅は千葉県なので、交通費もバカになりません。少しでも交通費を浮かせるために行きはLCCを使いましたが、自宅から空港までの電車賃を考えたら新幹線を使っても大して変わらず(笑)。往復35,000円くらい掛かったと思います。たった1日のために70,000円もつかってしまったのは、自分的にさすがにヤバいなと思いました。 

 

1回の現場に充てた金額はこの70,000円がマックスでしたが、我慢することを忘れたわたしはこの調子で順調に現場に入ることにお金をかけまくりました。そんな2016年でした。すごーい。

 

2017年。行きたい(行ける)ライブやコンサートも昨年と比べて多くなく、なんとなく寂しい冬。3月は行く予定はあったのですが、行く気力が起こらず直前でチケットを売った(もちろん定価で!)り、チケットがなく、積めずにいてチャンスを逃したり、一緒に行く友達の都合が悪くなってしまったり…でなんと一度も現場に入ることはありませんでした。

 

その影響で通帳を開くと、残高が嬉しい額になっていました。冒頭でアルバイトを掛け持ちしていると書きましたが、現場のためのお金稼ぎというよりも、毎月少しずつ貯金していきたいという野望があったための掛け持ちでした。メインのバイトだけじゃ現場だけにお金が消えてしまうので。

 

現場にお金をつかわないせい(おかげ?)でお金持ちになれたのです。でもやっぱり、働いているからにはつかいたいじゃないですか、お金。

こうして起こったのが、お金のつかい道のシフトチェンジでした。

前置き長っ!!!!!!!!

 

 さて、本題です。

 

ジャニーズファンの女の子って、いい香りがして、自分磨きも怠らない。マニッシュ・ボーイッシュとかいう言葉なんて知らない。頭のてっぺんから爪の先まできちんとお金をかけて手入れをしていて、ザ女の子って感じの方が多いです(超偏見)。

「この日(自分のお気に入りのアイドルに会う日)のために来る日も来る日も自分磨きをしてきたのだろうな」と簡単に想像できる見た目の女の子は高校時代までの環境にあまりいなかったので、初めてのコンサートの日は衝撃を受けました。

「この日(自分のお気に入りのアイドルに会う日)のために…」と書きましたが、厳密に言うと、こちらがアイドルを一方的に見る日であって、こちらがあちらを見るのと同じ気持ちであちらがこちらを見てくれることはほぼゼロ。でも、せっかく会いに行けるのだから一張羅を着てメイクもいつもより念入りにしてってする。見てもらえないってわかっていてもそうする(わかる)。

でもやっぱり女の子だし、わたしだって女の子だし、周り(お気に入りのアイドル、他のファン)から少しでもよく思われたいじゃないですか。一瞬でも、一度だけでも「ださいな」「芋くさいな」と思われたあかつきにはわたしは死にたくなるでしょう。

わたしがこれから置かれる世界はこういうのなんだな。今のままじゃふさわしくないんだなと気づいたのです。

芋くさいっていう自覚はあるけど、限られたお金の中で芋くささを隠そうと努力はしてました、元々。だけどまだ足りない。コンサートに来ている女の子たちのようには全然なれない。

 

あれ、何を話したかったんだっけ。すごい脱線したけれどつまり。

 

現場にお給料の大半を充て、化粧品や美容にかけるお金は最低限であったわたしは、まずそこにお金をつかってみたくなったのです。素材に自信があるわけじゃないけど、得に何もしていない割にはまし、だと自分を認識していました。それが周りから見て本当か違うかは別として、もっと自信が持てるように努力をしようと本気で思いはじめました。

 

あのコスメがいいとか、こういう習慣はよくないとか、きっと有益で試す価値のある情報を集めるためにツイッターで専用のアカウント*4を作りました。

プチプラコスメで固めていた化粧ポーチにデパコスを仲間入りさせてみました。

生まれて初めてコンタクトレンズを作りました。

ファストフードを食べるのをやめました。

マッサージや軽い運動も始めて、体重を意識するようになりました(少しだけ食事制限をして3キロくらいあっという間に落ちました)。

 

ざっとここ1、2カ月の自分の動きを書いてみましたが、きちんと女の子していて照れくさいですね。

 

 

美容とかファッションって、ピンキリだけど、わたしのような学生がお金を出せるようなランクのものって大体現場と同じくらい。いくら口コミや評価が良くても、それが自分に合うかわからない。肌に合わない、似合わない、最悪の場合着れない。それを試していってやっとの思いで自分に合うものを見つける楽しみがあるのは知っているし楽しいと思うけど、リスクが伴う。博打的でお金をつかうのはちょっとためらってしまう。

 

でも現場ってお金を払っても、それこそ7万円払っても、目に見える形で何かが還元される訳じゃないですか。得られるものは、アーティストのパフォーマンスを見る権利とか、明日への活力とか、元気とか、あと芸能人を生で見れたっていう喜び。目には見えないけれど、逆に還元されるものってガッチリと保障されているから安心してお金をつかえる。

 

 

 

 

一周まわって気づきました、わたし。

 

現場って最高!!!!

 って。

 

おわり。

*1:自分の中で「コンサート」はアイドル等がやるもの、「ライブ」はその他のアーティストがする公演と何となく差別しています

*2:ここに「舞台」をぶっ込むか大変迷いましたが、どれも生で見るものだし、お金のつかい道・カテゴリーをまとめたかったので同じくくりにしてみました

*3:定価以上でチケットを買うことを「積む」って言うみたいです

*4:一般的に美容アカウント(美容垢)と呼ばれるみたいですね