2021年7月末。わたしは心底驚いた。
いつものようにTikTokを見ていると、突然の退所からずっと忘れられずにいた梶山朝日さんの現在の姿が映し出されたから。
元TravisJapanの梶山朝日さん、約4年間の沈黙を破り、TikTokで復活です!(ドンドン、パフパフ!!)
【参考】今見るとかなり気持ち悪い担降りブログhttps://hello-world-10.hatenablog.com/entry/2018/08/26/040000
【目次】
元担としての正直な気持ち
いやなんでこのタイミングで? しかもTwitterやInstagramではなくTikTok?
デビューをすることなく事務所を去ったジャニーズJr.、所謂辞めジュは退所直後にTwitterなどでSNSアカウントを開設して辞めた理由や今後について語ることが多い。
だから、数々のタレントが別事務所で新しいユニットを組んだ情報や芸能と関係のない仕事に就いた話、結婚しました報告も目にしてきた。「おめでとう」「そうなんだ」色々な感想を抱いたりもしたが、当事者(ただのファンなので完全なる部外者だけど、好きだった人の復活劇を見るという意味で)として新しいステップを踏む光景を目の当たりにするのは初めてだ。
わたしが大好きだった梶山朝日さんは、(退所の理由として色々な憶測が飛び交ちしかも良い噂は全くなかったのに)退所後そのようなことは一切行わず、どこに住んでいるのか、何をしているのかはおろか、生きているのかもわからない状態が続いていた。
出身地の岡山にいる説、九州にいる説などあったが、それらしい目撃情報も全くなく、それなら人の多い東京や大阪にいることはないのかなと勝手に推測することしかできなかった。
辞めジュがSNSを開設して、これまでの知名度を利用して芸能活動のようなことをしている例を散々見てきたので、自分の好きだった人がそのようなことをしていないというのはとても印象が良かった。辞めた理由はどうあれ、そういうところは良いなと感じていた。
なので、辞めて4年経ったこのタイミングで(いやオリンピックかよ)の復活はとても複雑ではあった。
しかし唯一の救いは、彼のTikTokアカウントを自分で発見した点である。Twitterや友達経由で知ることになっていたら、メンタルはズタボロだったかもしれない。
とはいえ、"Travis Japanの梶山朝日"が好きだった自分からすると、一般人のTikTokなんて正直あまり興味がない。けれど、流行りの曲をゆるく踊ったり、見ることが叶わなかった彼が成人した姿を目の当たりにして、複雑なりにやはり嬉しく思ったりもするのだ。
TikTok上での梶山朝日さん
わたしが彼のアカウントを発見したのは7月末頃だったが、初投稿は6月だった模様。どこかのタイミングで再生回数が伸び、オタクたちのおすすめ欄に現れアカウントの存在が知れ渡ったのだと予想。
アカウントを見つけた直後、慌ててTwitterで「梶山朝日」と検索すると大体同じようなタイミングでジャニオタたちが「TikTokに梶山朝日が!」とツイートしていた。
- 嫁のマウント
- 左手薬指の指輪
- 娘さんの声(かわいい)
動画はあの噂は本当だったのだと受け入れるしかない要素ばかり。(笑)嫁が顔を出して登場したり、「ヤリラフィー」なことはしていなさそうだったのでそれだけは安心した。
動画を見ると「4年経って、SNSがしてみたくなり家族に相談してTikTokを開設した」とのこと。
真意はどうあれ、誰にも行方を知られずに4年を過ごしたということは本当に(裏アカ的なものはあるにしても)SNSをやってこなかったのかなとは思った。
退所の理由がおそらく良いものではなかったので、SNSを作れば当然ファンからきついことを言われるだろうし、実際TikTokのコメント欄も地獄のようだったし、けれど何か思うところがあっての開設だったのだろう。
今回のTikTok開設でも、退所の理由は語られなかった。ただ一言「突然いなくなってごめんなさい」。これを聞いて気持ちが昇華されることも納得行くこともないけれど、なんだか少し楽になった気がした。
元担として思うこと
アカウントを発見した当初は複雑だったが、ここまで来たなら楽しそうな姿を時々見れたらいいなと思っている。
家庭があり、新しい仕事もあり(おそらく鳶職)、芸能活動を再開することはないと本人も言っている。
だから、この活動にゴールはないのだ。一般人・元芸能人(辞めジュ)を問わず、ユーザーは有名になりたいとか、多くの人に動画を見てもらいたいとか、そういう目的や目標があり投稿をしているのだと思うが、多分彼にはそういうものがない。
TikTokの収益や投げ銭の仕組み、相場感など一切知らないが、現状の規模であれば収益を得られたとしても微々たるものだろう。アカウント開設の真意、これからどのようになりたいのか? が全く見えないのだ。
おすすめに流れてくる辞めジュのTikTokアカウントをしばしば見ることがある。現場の裏側などを暴露(?)する内容や、現役のジャニーズJr.の名前を挙げて語ったりする内容が多い印象だ。
ハッシュタグに現役のジュニアの名前をつけたら多くのオタクに見られるだろうし、暴露系の動画も需要があるだろう。
しかし、彼は現状そういうことを一切していない。小規模ながらオタクたちに静かに存在を知らせ、流行りの曲を楽しそうに踊ったり、現役時代に全く関係のない質問に答える程度だ。使ってるハッシュタグも、当たり障りのないものしか使っていない(=再生回数はあまり伸びない)。わざとなのか、SNSをわかっていないのかは知らないが。(笑)
「ゴールがない」と先述した理由のひとつがこれだ。正直、何がしたいのかがわからない。スポットライト症候群のようなものなのか、純粋にTikTokをやりたかっただけなのか…。
元担として、有名になって欲しいとは全く思わない。しかもカメラのすぐ裏側には大マウント取りの嫁がおり、娘さんの存在を感じられる。あまり目にしたくないような気もする。
TikTokというプラットフォーム自体もいつまで存在するかわからないし、これから1年くらいは細々と時々近況でも報告してくれたら嬉しいです。
アイドルをアイドルたらしめる要素(主観)
わたしは、アイドルらしいアイドルが好きだ。特に女性アイドルにそういうことを求めがちである。(恋人の有無はどうあれ)プライベートを明らかにしすぎない、当然匂わせなどしない、清潔感がある(できれば黒髪)…。
ジャニーズに対しては、「高いプロ意識」を求めがちである。清潔感があっても、頑なに黒髪で遊びがないのもつまらないし、ね。
梶山朝日さんは、プロ意識の欠如によりアイドルとしての禁忌をおかして退所の道を歩むことになってしまった。アイドルとして最悪の結末。恋人を作るなとは言わないが、たくさんの異性のファンを抱えるアイドルとしては良くなかった。
けれど、彼がアイドルをする姿は本当にかっこよかった。キラキラしていた。中学生で地元の岡山を離れて、退所までの時間を捧げてくれた。力強い眼光、「視線泥棒」よろしく観衆の視線を奪うパフォーマンス。全てがかっこよかった。
その姿は間違いなく輝かしいアイドルだったと思う。
当時の姿を今と重ねてしまうのは懐古オタクの良くないところではありますが、TikTokライブでの彼の(元)プロ意識の高さを見てさすがだなあと思つまたりもするのだ。
ライブのコメントではやはり、Travis Japanや7ORDERのメンバーの名前が散見される。「あのとき誰々がこうだったよね」とか「今誰々もその髪色してるよね」とか。全体のコメント数も多くないのでそれが目に入っていないことはないはずだが、全て見事にスルー。古巣(と呼ぶのは相応しくないかもしれないが)に関わることは一切触れないのだ。
触れたのは、
- コンサート中にバク転して骨折した(いつのものかは教えてくれなかった)
- カジリーグ復活リクエスト(わたしがコメントした)
- 「後悔してない?」のコメントに「してないよー」
くらいだろうか。
最後の「後悔してない?」は、何の脈絡もなくコメントに現れた。前後の話の繋がりもない。察することしかできないが、おそらくデキ婚を理由に退所したことに対してだと思われる。退所を決めるまでに葛藤もあっただろうが、後悔していないと聞いて救われた気がした。
古巣に関わる発言を一切しないのは「一般人として迷惑をかけたくない」部分が多いからなのではと思うが、退所して4年も経ち事務所と交わされたかもしれない規約などの効果も切れたはずだし自己満足的な要素も多い気がしているのだが、そういう意識の高さは素敵だなと思いました。
わたしも、あなたを応援したことに後悔は全くないよ!
最後に
- コメント読まれるの結構楽しい
不定期に配信されるライブ、たまたまタイミングが合いほとんどフル出場できている。先のカジリーグの件や色々とコメントをするが、意外と拾ってもらえる。応援していた当時はくるかわからないファンレターの返事に期待したり、ファンサービスをもらうことに必死だったが、それらを体験できてしまっている(笑)なんか、すごい時代だ。
- ファンレターの返事、いつくれます?
返信用の封筒に切手貼ったやつ、まだ手元にありますか?退所してから郵便料金2、3回は変わってるよ。もしまだあるなら返事待っててもいいですか?
TikTok復活についてこんなに書けるとは思わなかった。ゴールの見えない活動のようですが、のんびり見ていこうと思います。