見たまんまの世界

自分用のメモです。なんでもありません。

スタートダッシュって肝心じゃない?

また趣味のことを書くよ!趣味のことしか書いてないじゃんっていう突っ込みはいりませんよ!!!!!!!!!!(フリ)

 

 

新田真剣佑沼におっこちたよ!!(唐突だなおい)

 

 

すごいテレビで見るし、2年前のドラマあたりから知ってたけど最近「すごい顔がキレイだな」って思うことが増えてきて気づいたら「めっちゃ顔が好み」に変わって(2週間前)気づいたらファンクラブに入ってました(昨日)。

当日券で舞台見に行って初めて生で姿を拝んできました(今日)。(“顔が好き”って、タレントを好きな理由として正当だと思うけど、顔ファン論争もあるし、今度別の記事で書きたいな…)

 

趣味に対して、好きという感情が沸いて来てから行動(お金をつかう)に移すまで時間がかかることが多いのですが、今回ははやかった。多分自分史上最速。それくらい心を動かされた、彼に。何て力の持ち主なんだ…(ゲロ甘)。 

 

2週間前に何もなかった訳じゃない。何となく心当たりがある。恥ずかしいから詳しいことは言えないけど、

このハマり方、ジャニーズWEST重岡大毅くんのときと全く同じなんですケド…。(汗)(汗)(汗)(汗)(汗)

 

映画もちゃんと見に行きました。『パシフィック・リム:アップライジング』!!!顔が映るたびに精神的に前のめりになってたと思う。そのくらい釘付け。(わたしは9割真剣佑さん目当て、1割話題作りで見に行ったので、パシリムシリーズは今作が初めてだったんだけど、レビュー見たら前作より云々ってめっちゃ叩かれてた…)

 

6月に公開する『OVER DRIVE』でもそうだけど、筋肉隆々のキャラクターになりきるためにストイックに役作りに励んでいるあたり、好感!(いや役者さんみんなそんなもんでしょ)

きっと大人に多少管理はされているんだろうけどそれを一人暮らししながらやっていると聞いたので、「わたしより年下なのにすごい!」と

応援したくなってしまっいました。まったくちょろい女だぜ。

 

それで今日、地球ゴージャス『ZEROTOPIA』を見てきた訳ですが。今まで、舞台公演の当日券に並んだことは2、3回ありますが、どれも千穐楽だったり、キャパが狭かったりで倍率がエグかったのですが、普通に当日券が残っていて、拍子抜けしてしまいました。今日がダメだったら明日、明日がダメだったら…って何日もチャレンジする気満々でした。幕間と終演後にチケット販売もしてて、「これが俳優界隈か!」ってなりました(笑)

 

すんなりと2階のS席を確保できてしまったのですが、舞台鑑賞時必須アイテムの双眼鏡を家に忘れてきてしまい本っっっっっっ当に悔しかったです。親が買ったスペックが良いやつを拝借しているのでキレイに、そして近くに見えるんですよ、わたしの相棒は。あの、美しい顔をせっかく生で拝める機会を得たのにもっとよく観察することができず、思わず自分をビンタしました(してない)。

 

東京公演はもう少し続くので、お給料日が過ぎたらもう1度当日券をゲットし、今度こそ双眼鏡で拝もうと思います。

 

 

いつも好きになる対象は、ミュージシャンやアイドルなので今回の沼は新境地。自分で自分がよくわかっていません。

アイドルでも、俳優でも、応援するときの気持ちは個人の自由だと思っていますが、やっぱり、現場の雰囲気とかファンの感じが違うので徐々に慣れていければいいなあと思っています。

 

自称ミーハーなりに、いろんな芸能人をウォッチングしてきましたが、こんな気持ちは久しぶりです。マイペースに頑張っていきます(何の宣言だよ)。

 

かわいい女の子って最高だよねって話

自分の気持ちを落としこんでいくゴミ箱ブログですが、誰かが読んでくれたらいいなって思いながら一生懸命書いてます。よかったらしばらくお付き合いください。

 

今回は女性アイドルについて書こうと思います。

実は、今のジャニーズブームが来るよりも前にももいろクローバーが好きでした。多分7年くらい前から。友達に「好きな芸能人って誰?」と聞かれ「ももクロっていうアイドルグループがいるんだけど」って答えたら「知らない」と言われました。当時の知名度はこんな感じでした。今じゃ国民的アイドルなのにね。

 

高校に入って、クラスでは男女問わずAKB48が流行していました。

わたしの後ろの席に座っていた女の子もそうだったのですが、彼女めちゃくちゃかわいいんですよ。目鼻立ちがはっきりしてて自分の顔とは真逆の系統で。それでわたし思ったんです。

かわいい女の子ってかわいい女の子(アイドル)が好きなのでは?

 と。(偏りすぎた発想)

それに気づいてしまったわたしは、アイドル好き好き具合が加速しました。ももクロは変わらず好きでしたが、今まではこっそりという感じでした。(尚、AKB48は全く眼中になかった模様)

 

振り返ると、幼稚園の頃はモーニング娘。が大好きでした。多分、4期メンバー加入のあたりかな。親は全然ミーハーじゃないし物品を買い与えられることはほぼなく(ミニモニ。の塗り絵とCDだけ)、矢口真里が好きだと公言していただけでした。でも、周りのお友達が優しくて、トレーディングカードをくれたんですよ。本当は、交換しないと推しのカードは手に入れなかったんだと思います。だけど友達のおかげでわたしは何もすることなく、推しのカードを100枚近く手にいれました。幸せな幼稚園児ですね。

 

とはいえ、バンドもジャニーズも好きなので、ももクロモーニング娘。も優先順位は低かったです。ですが、わたしって友達が好きなものは軽率に好きになってしまうんですよね。一緒にバンドのライブに行く友達が℃-uteファンで。インスタに現場報告やらグッズコレクションやらをあげているのを見てハロプロ熱が再燃しました。ここ半年前くらいのことです。

優先順位は低くても、なんとな~~~~~~~くチェックはしていて、かわいい子も見つけていたので友達に報告して話が盛り上がって…っていうのをしているうちにズブっと沼に入ってしまいました。

そのかわいい子って、小田さくらちゃんっていうんですけど。

 

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ごめん…画像集める人じゃないから、「小田さくら」で画像検索して一番上に出てきたやつにした…

 

見てくださいこれ。とりあえず1:05から3秒だけ見て。

 


ひなフェス2018 新曲 モーニング娘。'18 『A gonna (えーがな)』

 

かっっっっっっっわいい!!!!!!!!

 

「Ah 化粧乗りが悪いな」のフレーズだけで魅力がバシッと伝わってきます。

 彼女は歌唱力だけでなくダンス力も抜群です。なのに、あまり前に出てくる子じゃないんですよね。そこもかわいい!!!顔が好き!!!!!お小遣いあげたいですね。

スマイレージのオーディションも受けていたようですが、個人的にはモー娘。に入るべくして入った子だと思っています。モーニング娘。になってくれてありがとう!!!!!!!!(号泣)

 

モー娘。だけでなく、他のハロプログループも良い。

スマイレージの曲は、フレッシュな感じが好きです。アンジュルムもスマートなのが良い。スマイレージの魅力に気づいたのが遅かった(現アンジュルム)。

こぶしファクトリーも勢いがある!わたしは元ももクロ早見あかりさんが好きなので、彼女が主演のドラマ「ラーメン大好き小泉さん」を見ていたのですが、主題歌の「ラーメン大好き小泉さんの唄」をこぶしファクトリーが歌っているんですよね。見ていた当時は知らなかった。シャ乱Qが元々「ラーメン大好き小池さんの唄」を歌ってたのを最近知りました。熱いゼ…。

友達が好きな℃-uteも聞くよ。

 

今まで、カラオケにいったらバンドの曲、しかも男性ボーカルのを無理して歌っていた(それくらいしか曲を知らないからね)のですが最近はハロプロ縛りもよくします。地声が低い方なので、喉が犠牲になりますが。ちなみに、マイクを握ると小田さくら(歌姫)の自意識が降りてきます。楽しい。

 

ファンクラブに入ろうと思っています。まだ小池徹平さんのファンクラブに入ってなにのにどうしよう…。

hello-world-10.hatenablog.com

一番特典があるランクが良いんだけど、どうやらクレジットカードがついてくるらしい。カードの作りすぎって良くないからいらないんだよなあ。クレジット機能のないカードが欲しい(?)

最終的にはどっちにも入っているとは思います。だけど、他にも入ってるファンクラブがあるから、支払いのことを考えると、更新月(年会費支払い月)をずらしたい。更新月は10月頃だから入り時!よし、入ろう!!!!!!!(入会ボタンポチー)

 

かわいい女の子はいいぞ!っていう話でした。

 

「好き」の熱量

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わたしは小池徹平さんが好きです(突然どうした)。

 

熱しやすく冷めやすい、飽きっぽいわたしがずっと好きでいるきっと唯一の存在。好きになったのは10年以上前まで遡り、当然(当然?)WaTの解散を見ているわけですが、その際にWaTについてあれこれ語ろうとせっせこ記事を書いていたんですよ。でも書いても書いても書き切れないし、ちょっと気持ち悪いなと思ったので公開を断念。

 

この文章を読んで下さっている方に断っておきたいのが、小池徹平さんは好きだけどわたしの応援スタイルが言葉にするなら「ひっそり応援してるファン」であるということです。彼が出演してるテレビ番組は気が向いたら確認して(元々テレビをそんなに見ないタイプなので)。ファンクラブは入ってないし(入ろうと様子を伺っていたら10年経ってた)。好きなタレントのファンクラブに入った経験はあるし、雑誌や新聞の小さな記事のためにそれらを購入して、どこまでも追い続けたこともありますが、彼に対してそういう応援スタイルを取らなかったのが、飽き性のわたしが10年前から今までずっと好きを貫けた理由なのかな、と思っています。

 

さて。WaTに対して、小池徹平さんに対して気持ちの悪い記事を書けるわたしがなぜ今こうやって小池徹平さんに関することを書こうと思ったのか。

 

DEATH NOTE   THE MUSICAL」を見に行った感想を残したい! からです。

 

生で小池徹平さんが演技をするのを見るのは昨年の「キンキーブーツ」以来。1年の間、彼は他の舞台に出演していましたが、情報を追えず見に行けませんでした(笑)舞台を見にいくってなるとあらかじめチケットを入手しなければならないので、舞台の初日を迎えて世間が賑わっているのを見て舞台の存在に気づく、ってなるとタイミングが悪い。遅すぎる。茶の間*1かよ。茶の間だけど。サクッと情報を手に入れるにはやっぱりファンクラブに入っていた方が便利なのかなと思いました。 ファンクラブに入るのは時間の問題だと思います (見れなかったのがショックだった人)。

 

デスノート」って、最後まで集めた唯一の少年漫画なんですよね。「バクマン。」は結末を知らないまま集めるのやめたし、「テニスの王子様」は既刊が多すぎて集めるのを諦めた(少年ジャンプ好きかよ)。「デスノート」に関してはアニメも実写映画版も全部見た(ドラマは見てない)。キャラクターはLが一番好きだから、小池徹平さんがLを演じてくれたことがとっても嬉しくて。なんかもう胸がいっぱいでした。

 

今作には月とLがテニスをするシーンがあります。原作でも描かれていますがまさかミュージカルでテニスのシーンをやるとは…。だって単純に限られたスペースでラケット振ってテニスするのって難しくない?ボールはないにしても。

今作にテニスのシーンがあるとは知らずに最近はこれを見るのにハマっていて。

テニミュ*2の空耳動画(笑)テニミュ知らないのに見すぎて曲を覚えてきたくらい。だからテニスのシーンを見て

えっ、テニミュ始まったんですけどwww

って爆笑してました、心の中で。

 

そういえば、テニミュ出演経験者の城田優さんが10数年間ぶりに当時演じていた手塚部長の格好をしたらしいですね。YouTubeで動画を見て城田優さんがテニミュに出ていたと知り色々調べたのですが原作の候補に「城田優 テニミュ 黒歴史」みたいなものを見たので、ネットニュースでこのことを知ってびっくりしました。

 

実写ドラマ化の際は色々言われてましたし、見にいく前は大して期待はしていませんでした。面白くなくても、小池徹平さんを見れただけてハッピーかなって。でも、ストーリー、展開など個人的には満足でした。テニスのシーンもあったし

 

あと、毎回そうなのですが、舞台やミュージカルを見にいくと、演者さんのパワーに圧倒されて涙が出ます。自分は縁の下の力持ちタイプ(力持ちかは別として完全に裏方の人)だけど、こうやって注目されながら演じたり歌ったりする道もありだったのかなと思っちゃいました。

 

この日を迎えるに辺り、士気を高めるためにWaTのベストアルバム、キンキーブーツのサントラを聞き込んでいました。WaTとしての歌い方があるのかもしれないし、役柄によって歌い方を変えているのかもしれないけど、「歌が上手くなってる」と感じました。わたし、こういうの疎いんですよ。変化を感じとるのが苦手で。だから違うかもしれないけど自分の心で気づけた自分を褒めたいなと思いました(笑)彼が芸能界に入ったきっかけであるジュノンのオーディションのパフォーマンスで歌を歌い、WaTとして歌を歌い、役者としても歌を歌い…。ずっと歌い続けてきた彼なのにLとして歌う彼の歌を聞いて「え…歌うまくなってる(困惑)」ってなりました。困惑はさすがに盛った。なんだろう人生の半分くらいは芸能人として歌ってきて、30歳こえて小池徹平様とは言え時の流れには逆らえなくてきっと見えない衰え等もからだにあらわれているだろうに、1年で歌ってうまくなるものなの!?と思いました。

 

ずっと変わり続けることのできる彼を更に好きになりました(激重)。

 

次は「ロッキー・ホラー・ショー」。楽しみで仕方がないです。

 

*1:自分の出来る範囲でのんびり応援すること。調べてみるとジャニオタの応援スタイルを指すことが多いみたいですね。コンサートに行かず、あまりお金を掛けずに好きなタレントが出演するテレビを見て応援することから茶の間に転じたんだと思います。

*2:テニスの王子様」のミュージカル版。原作は途中まで読んでますがミュージカルのことは全然知らない。多分イケメン俳優がたくさん出てる。

お金のつかい道をシフトチェンジした話

 

 

本当にどうでもいい話なのですが、高校生の頃から「ライブ」に行くことが好きです。当時は邦楽のロックのライブを中心に見に行っていましたが、大学生になりそれに加えて「コンサート*1」や「舞台*2」 にも足を運ぶようになりました。アイドルのコンサートに生まれて初めて行って感動した話も別の記事にありますので、よかったら読んでみてください(笑)

 

 

2016年。アルバイトを掛け持ちして2つに増やして金銭面に余裕が出てきたため、ライブやコンサート、舞台(以下、現場)の数を増やしました、というか勝手に増えました。自由につかえるお金が増えたので、現場を我慢することを忘れたので増えました。実家住まいで家も厳しいので入れた数はそこまで多くはないですが、去年は全部合わせて25本でした。現場を数える単位って本で合ってるのかな、まあいいか。高校生のときはアルバイトをしていなかったので年10本いかないくらいだったかと思います。すごい飛躍。

 

わたしは結構財布の紐はきつい方だと思います。自分のことを「守銭奴」と言った時期もありました…。が、「ちょっとこれ自分ヤバいぞ」という現場に対するお金の使い方をしたことがあります。

そのヤバい話をする前に。ジャニーズのコンサートに入るには大きな試練があります。チケットを取る、という試練。取る方法は大きくふたつ。ファンクラブなどを介して取る方法がひとつ。しかし大体の公演はチケットを取るのが難しい。具体的な数は知りませんが、多分倍率エグいです。取れなかったら、取れた人から買います。それがふたつ目。市場が大きいので結構出回ってます。でもそれを利用して、定価以上、それもひどいときは10倍以上で売りさばく人もいます*3

 

で、わたし、買ったんですよ、ファンクラブの抽選に外れたので定価以上で売ってる人から。定価が7,000円のところ、35,000円で。コンサート5回分のお金を1回でつかったんですよ。35,000円あればわたしが今欲しい腕時計を買ってもおつりが来ます。しかも、そのコンサートの会場は大阪城ホール。自宅は千葉県なので、交通費もバカになりません。少しでも交通費を浮かせるために行きはLCCを使いましたが、自宅から空港までの電車賃を考えたら新幹線を使っても大して変わらず(笑)。往復35,000円くらい掛かったと思います。たった1日のために70,000円もつかってしまったのは、自分的にさすがにヤバいなと思いました。 

 

1回の現場に充てた金額はこの70,000円がマックスでしたが、我慢することを忘れたわたしはこの調子で順調に現場に入ることにお金をかけまくりました。そんな2016年でした。すごーい。

 

2017年。行きたい(行ける)ライブやコンサートも昨年と比べて多くなく、なんとなく寂しい冬。3月は行く予定はあったのですが、行く気力が起こらず直前でチケットを売った(もちろん定価で!)り、チケットがなく、積めずにいてチャンスを逃したり、一緒に行く友達の都合が悪くなってしまったり…でなんと一度も現場に入ることはありませんでした。

 

その影響で通帳を開くと、残高が嬉しい額になっていました。冒頭でアルバイトを掛け持ちしていると書きましたが、現場のためのお金稼ぎというよりも、毎月少しずつ貯金していきたいという野望があったための掛け持ちでした。メインのバイトだけじゃ現場だけにお金が消えてしまうので。

 

現場にお金をつかわないせい(おかげ?)でお金持ちになれたのです。でもやっぱり、働いているからにはつかいたいじゃないですか、お金。

こうして起こったのが、お金のつかい道のシフトチェンジでした。

前置き長っ!!!!!!!!

 

 さて、本題です。

 

ジャニーズファンの女の子って、いい香りがして、自分磨きも怠らない。マニッシュ・ボーイッシュとかいう言葉なんて知らない。頭のてっぺんから爪の先まできちんとお金をかけて手入れをしていて、ザ女の子って感じの方が多いです(超偏見)。

「この日(自分のお気に入りのアイドルに会う日)のために来る日も来る日も自分磨きをしてきたのだろうな」と簡単に想像できる見た目の女の子は高校時代までの環境にあまりいなかったので、初めてのコンサートの日は衝撃を受けました。

「この日(自分のお気に入りのアイドルに会う日)のために…」と書きましたが、厳密に言うと、こちらがアイドルを一方的に見る日であって、こちらがあちらを見るのと同じ気持ちであちらがこちらを見てくれることはほぼゼロ。でも、せっかく会いに行けるのだから一張羅を着てメイクもいつもより念入りにしてってする。見てもらえないってわかっていてもそうする(わかる)。

でもやっぱり女の子だし、わたしだって女の子だし、周り(お気に入りのアイドル、他のファン)から少しでもよく思われたいじゃないですか。一瞬でも、一度だけでも「ださいな」「芋くさいな」と思われたあかつきにはわたしは死にたくなるでしょう。

わたしがこれから置かれる世界はこういうのなんだな。今のままじゃふさわしくないんだなと気づいたのです。

芋くさいっていう自覚はあるけど、限られたお金の中で芋くささを隠そうと努力はしてました、元々。だけどまだ足りない。コンサートに来ている女の子たちのようには全然なれない。

 

あれ、何を話したかったんだっけ。すごい脱線したけれどつまり。

 

現場にお給料の大半を充て、化粧品や美容にかけるお金は最低限であったわたしは、まずそこにお金をつかってみたくなったのです。素材に自信があるわけじゃないけど、得に何もしていない割にはまし、だと自分を認識していました。それが周りから見て本当か違うかは別として、もっと自信が持てるように努力をしようと本気で思いはじめました。

 

あのコスメがいいとか、こういう習慣はよくないとか、きっと有益で試す価値のある情報を集めるためにツイッターで専用のアカウント*4を作りました。

プチプラコスメで固めていた化粧ポーチにデパコスを仲間入りさせてみました。

生まれて初めてコンタクトレンズを作りました。

ファストフードを食べるのをやめました。

マッサージや軽い運動も始めて、体重を意識するようになりました(少しだけ食事制限をして3キロくらいあっという間に落ちました)。

 

ざっとここ1、2カ月の自分の動きを書いてみましたが、きちんと女の子していて照れくさいですね。

 

 

美容とかファッションって、ピンキリだけど、わたしのような学生がお金を出せるようなランクのものって大体現場と同じくらい。いくら口コミや評価が良くても、それが自分に合うかわからない。肌に合わない、似合わない、最悪の場合着れない。それを試していってやっとの思いで自分に合うものを見つける楽しみがあるのは知っているし楽しいと思うけど、リスクが伴う。博打的でお金をつかうのはちょっとためらってしまう。

 

でも現場ってお金を払っても、それこそ7万円払っても、目に見える形で何かが還元される訳じゃないですか。得られるものは、アーティストのパフォーマンスを見る権利とか、明日への活力とか、元気とか、あと芸能人を生で見れたっていう喜び。目には見えないけれど、逆に還元されるものってガッチリと保障されているから安心してお金をつかえる。

 

 

 

 

一周まわって気づきました、わたし。

 

現場って最高!!!!

 って。

 

おわり。

*1:自分の中で「コンサート」はアイドル等がやるもの、「ライブ」はその他のアーティストがする公演と何となく差別しています

*2:ここに「舞台」をぶっ込むか大変迷いましたが、どれも生で見るものだし、お金のつかい道・カテゴリーをまとめたかったので同じくくりにしてみました

*3:定価以上でチケットを買うことを「積む」って言うみたいです

*4:一般的に美容アカウント(美容垢)と呼ばれるみたいですね

ラッキィな世界

ジャニーズWEST CONCERT TOUR 2016 ラッキィィィィィィィ7 @横浜アリーナ(1月7日1部)

 

「パンパカパン! パンパカパン! 踊れ! 歌え!」

 

2ndフルアルバム『ラッキィィィィィィィ7』を引っ提げたツアーは、ド頭からアルバム1曲目に収録された『ラッキィスペシャル』の歌詞にあるように踊れ歌えと観客を煽り、新しい年の始まりにふさわしいものであった。

 

スロットマシーンを思わせる画面にはメンバーの顔などの画像がクルクルと回転。すると金色のコインの柄があしらわれピカピカに光る衣装を身にまとい、スロットからコインが飛び出るかのようにメンバーが台を滑って登場すると、バナナ型のペンライトの黄色い光で染まる会場のボルテージが一気に上がった。『ええじゃないか』『バンバンッ!』と定番曲で会場を温め、続く『迷宮SUMMER』や『PARTY MANIACS』では力強いダンスを見せつけた。

 

そして、今回の目玉のひとつはデビュー後初めてのユニット楽曲であろう。小瀧&藤井の『Terrible』ではふたりの魅力を存分に発揮。妖艶な腰振りで観客を恍惚させ、会場の雰囲気をガラリと変えた。『Lovely Xmas』を歌った重岡&神山は真っ白な衣装で雪道を歩き恋人を迎えに行くような素敵な演出だった。重岡の甘い歌声と神山の安定した歌声が見事に絡み合っていた。桐山&濵田の『こんな曲作りました』では『Lovely Xmas』から一転してポップでカラフルな装いに。Jr.による女装も観客の視線を集めた。極めつけは中間の『TAMER』。中間がメンバーを動物に例え、TAMERのタイトル通りに“調教師”としてムチを打つ。曲の後半にはポップアップで中間以外のメンバーも登場した。

 

また、ジャニーズWEST初のバラードラブソング『きみへのメロディー』ではメンバーの歌唱力が随所に活かされた。しかしうっとりさせたと思いきや直後からメンバーカラーの猿の着ぐるみで“モンキィィィィィィィ7”に扮して観客一体型のゲームコーナーが始まる。緩急をつけながら動く巨大ローリングバーをジャンプしたりしゃがんだりして避けるというゲームである。様々な表情でバーをかわしたりバーにぶつかったりする姿はなかなか新鮮であった。続いて『バリ ハピ』『P&P』『アカンLOVE~純情愛やで~』などはメドレーで披露。アガる曲が凝縮され濃いものに。

 

終盤、神山は『3年B組金八先生』を彷彿とさせるカツラをかぶって登場。なにやら頭のサイズを測るなどして作られた特注のものらしい。神山が『3年7組神八(かみぱち)先生』、残りの6人は学ランを着て生徒になり、算数の授業『3.1415926535』給食の時間『粉もん』を歌いあげる。更に『ホルモン~関西に伝わりしダイアモンド~』では全員がサラシを巻き学ランにゲタを合わせた番長スタイルで“右左右右”とオタ芸を披露。会場に笑いを誘う。『Eternal』では炎の中、疲れを見せることなく最後まで駆け抜けた。

 

バラードでしっとりと歌いあげるジャニーズWESTも、コスプレをして笑いを誘うジャニーズWESTも、セクシーに踊るジャニーズWESTも、笑顔がはじけるジャニーズWESTも、様々なジャニーズWESTをまるまる楽しむことができるツアー、『ラッキィィィィィィィ7』はまさに、ラッキィな場所と化したのであった。

 

ジャニーズWEST CONCER TOUR 2016 ラッキィィィィィィィ7

1、ラッキィスペシャ
2、ええじゃないか

3、バンバンッ!
4、Terrible
5、迷宮SUMMER
6、PARTY MANIACS
7、きみへのメロディー
8、Seven Powers
9、バリ ハピ
10、P&P
11、青春ウォーーー!!
12、Ole!Ole!Carnival!!
13、浪速一等賞
14、アカンLOVE~純情愛やで~
15、パリピポアンセム

〈関西Jr.コーナー〉

16、Masterpiece
17、Happy Happy Lucky You!!

18、Lovely Xmas
19、こんな曲作りました
20、3.1415926535
21、粉もん
22、ホルモン~関西に伝わりしダイアモンド~
23、TAMER
24、Etarnal
25、ズンドコパラダイス
26、マ・ル・モ・ウ・ケ

〈アンコール〉

27、ガッテンアンセム
28、ジパング・おおきに大作戦

視覚への刺激が強い世界

 

2016年1月7日、私は『ジャニーズWEST CONCERT TOUR 2016 ラッキィィィィィィィ7』に行ってきた。

 

思い返せば数年前、中学時代に嵐を好きになったことがあったが、当時少ないお小遣いですべてをやりくりしていた私はファンクラブに入ることも、もちろんコンサートに行くこともできず「高校生になったらコンサートに行く!」と言っていた。しかし、高校に入るとその嵐ブームが簡単に過ぎ去りライブハウスを巡る生活をするようになっていた。

大学に入り20歳になった年にふとしたキッカケで再びジャニーズの世界に飛び込むことになった。そうして私が好きになったのはジャニーズWESTである。気づけば嵐以上にのめりこみ、すっかり虜になってコンサートに行こうと思う運びとなった。

元々嵐が好きだったのにも関わらず「アンチジャニーズ」のような姿勢をとっていた高校時代の私がジャニーズのコンサートに行くだなんて想像できようか。

 

どんな世界でも度合いは様々であろうともファンとはそう簡単に名乗ることのできるものではない。私はファンを名乗るに当たって、出版物、CD、DVD等、過去のもの最新のもとを問わず買える限りのものを入手した。

 

雑誌などの出版物は彼らの歴史とグループの色が見え、学ぶものがたくさんあった。DVDは動いている彼らを見ることのできる最高のツールだ。そして、コンサートの雰囲気を学ぶことができる。この世界に飛び込んで知ったことであるが、コンサートに臨むにあたり、楽曲の振り付けを覚えそして踊れるようにしておくのがベターである。私は過去に発売されたDVDを買い揃え、それらを貪るように見、振り付けを覚えある程度は踊れるように備えた。又、DVD化されていなくしかしコンサートで披露される可能性のあるものはコンサートの様子を収めたWS(ワイドショーのこと。再びこの世界に飛び込んで知った言葉だ)のエンタメコーナーやNHKのテレビ番組『ザ少年クラブ』を見て覚えた。

そして、コンサートと言えばうちわである。ジャニーズのグッズとして公式に売り出されるメンバーの顔が写る大きなうちわにデコレーションするものもあれば、市販のうちわにメンバーの名前を書いたりする自作のものもある。

私は過去にコンサートに行ったことがなく公式のうちわを所持していないので、自作のうちわを用意することにした。その際、インターネットでうちわを作るに当たって必要となる知識を得た。うちわにはサイズの制限があることや使うのが好ましくない素材があるということだ。それに十分注意し自作のうちわを2枚用意した。見よう見真似で挑んだが不器用な私にしては十分な出来ではあると思う。

 

さて、私の個人的な話はここまでにし、コンサート本編の感想へと移りたいと思う。

まず、自分の想像を越えるものを見た、と感じた。非常に感動した。ロックバンドが音でオーディエンスに訴えるのに対し、ジャニーズのコンサート(以下、コンサート。ロックバンドのライブと区別する)はタイトル通り視覚の刺激されるものだった。

ロックバンドであってもアリーナ規模のライブになればバックスクリーンが用意されその曲にあった映像やプレーヤーが映し出されるが、それは一部のバンドを除き大抵は必要最低限のもので、やはり音に凝ったものとなる。一方コンサートはライブと違い演出が桁違いであった。彼らの容姿も相まって眩しいくらいの光線が飛び交い、バックのスクリーンにはメンバー一人ひとりのどの瞬間も逃すまいと常に誰かしらが映し出される。

 

そして、ジャニーズのコンサートの醍醐味と言えば、彼らとオーディエンスとの物理的な距離であろう。今回のコンサートの会場である横浜アリーナで私は過去にロックバンドのライブを数回見たことがある。会場前方に構えられたステージ、そのステージの真ん中から会場の中腹あたりまで伸びた花道。彼らに用意された場所はせいぜいこの2つである。まさに、視覚ではなく聴覚で楽しむためのものだ。しかしコンサートは会場全体に花道、あるいは通路が張り巡らされる。コンサートの最中はメンバー、バックで踊るジャニーズJr.を含めそのステージ上を幾度となく駆け回る。その度にお気に入りのメンバーが近くに来るのだ。

 

横浜アリーナはセンター席、アリーナ席、最上階のスタンド席で構成されており当たり前だがそれによってステージや通路との近さは異なる。しかしここからがジャニーズの本領が試されるのだ。ジャニーズのコンサートには「アリトロ(アリーナトロッコ)」「スタトロ(スタンドトロッコ)」というものがある。本来はパフォーマンスをする場所とされないアリーナ席やスタンド席の通路にメンバーが乗ったトロッコが来るというものだ。今回私が入った2公演はそれぞれアリーナ席とスタンド席であったが、まさにコンサートタイトルのように幸運にも「スタトロ」に乗ったをメンバーを間近で見ることができた。冗談抜きで、手を伸ばせば届くような距離にお気に入りのメンバーがいたのだ。あの、散々雑誌やDVDで見てきたメンバーが、だ。興奮しない方が難しいだろう。ここぞとばかりにお手製のうちわを掲げメンバーにアピール。だがしかし、視線を交えるのは難しかった。

 

あのジャニーズWESTをすぐ近くで見て感じるのは「本当に存在するんだな」というありきたりな表現であるがこれに尽きると思う。様々なライブやイベントでいわゆる芸能人を見ることは過去に数回あった。「実物の方がかわいい」とか「思ったより普通だった」とか感想は様々であったが、今回は「本当に存在するんだな」と感じたのと同時に見てはならないものを見たような気分になってしまった。その理由はひとつである。彼らが雑誌からそのまま飛び出してきたかのような容姿をしていたからだ。

 

見てはならないものを見てしまった、彼らを見てそんな気分になったのは実は2回目である。2015年7月8日号のan・anに掲載されたジャニーズWESTの記事を見て感じたのが1回目である。時々女性誌に特集が組まれることがあるとはいえジャニーズが載る雑誌といえば明星などのアイドル誌である。そんな枠を越えてan・anに一人あたり半ページを使いバストアップの写真がでかでかと載っていた。肌の質感や唇のシワがアイドル誌と違いリアルで艶かしく感じたのを覚えている。それでも手元に残り続ける紙媒体であるし顔を売り物にしているアイドルであるから多少なりとも加工修正はしているだろう、とその場では思った。しかし、だ。あのとき見たan・anで見た男たちがそのまま飛び出して目の前に存在するのだ。あんな感想が出るのをわかっていただきたい。

「見てはならないものを見てしまった」気分になったせいか、間近にメンバーがいるのにも関わらず誰ひとりからも見向きもされなかった上に、自分自身もメンバーをあまり見ることができなかったように思える。ただ、とてつもなく美しかったことは覚えている。

ジャニーズWEST CONCERT TOUR 2016 ラッキィィィィィィィ7』は2015年末に発売されたアルバム『ラッキィィィィィィィ7』を引き下げてのコンサートツアーであるが、その初回盤に収録されている『こんな曲作りました』にはこんな歌詞がある。

なんやかんや 言うても モテタイ

人間 顔じゃない

俺らの本当の中身(ココ)見てよ

ココ、ココ、どう?

 メンバーの桐山照史と濱田崇裕が作詞し自らの顔について嘆き悲しむ曲である。「ジャニーズ=イケメン」の方程式が完成している現在、ジャニーズWESTだけでなく他のグループには各種のイケメンが揃っている。それを見れば嘆くのも頷ける…気もする。が、そう思っていたのはスタトロを体験するまでで、スタトロに乗った桐山照史と濱田崇裕を見て私は「やっぱりジャニーズだ」という感想を抱いた。やはり、アイドルという人に見られる仕事をしているからなのか自虐するような見た目ではなかった。「ジャニーズ=イケメン」の方程式は崩れないのだ。さすがである。

 

目から入る情報量はかなり大きくそしてクオリティも高かったが、その分音は割れたり、一部のマイクが音を拾わなかったりしていた。会場中に張り巡らされた花道や通路を駆け回りながら歌ったり踊ったりのパフォーマンスは普通に考えて難しいものであり、これはこちらの予想でしかないのだが一部はいわゆる「口パク」に頼っているであろう。しかしそれを踏まえても彼らのステージは最高のものであり、最高に楽しいものであった。

 

前述したようにライブハウスを巡りながら「アンチジャニーズ」の姿勢を取ったこともあったが、二つの世界に生きることで二つの世界を比較することが可能となった。一度はジャニーズを離れてバンドブームを通ったのも理由があったのだと今なら思えるし、再びジャニーズに魅了されているのにも理由があるのだと感じている。

  

 

 

 

 

好きな人の故郷で見る世界

flumpool 真夏の野外★LIVE 2015「FOR ROOTS」~オオサカ・フィールズ・フォーエバー~@大泉緑地(8月9日〈Day of Sky〉)

彼らの地元である大阪の大泉緑地でバンド史上初となる単独野外ライブが行われた。 前日の8月8日は突然の雷雨に襲われてライブが一時中断されたが、この日は打って変わって雲ひとつない青空が広がった。客席のど真ん中にまず登場したのはなんとガリガリガリクソン! 「帰れ」コールを 観客に求め、会場を温めた。続いて映像でNON STYLEの二人が開会宣言。ギターの阪井がダイエットでビジュアル面での活動を休止した際にサポート役をNON STYLE井上裕介が務めたのは記憶に新しいであろう。

 

地元のマーチングバンドの演奏が始まると、山村、尼川、小倉が阪神タイガースのユニフォームを着てオープンカーに乗り登場。最後に阪井は近鉄バ ッファローズのユニフォーム姿でママチャリに乗って登場し、会場はアットホームな空気に包まれた。 「俺たちの故郷にようこそ!」と山村の言葉で炎天下の中『夏Dive』でライブがスタート。一曲目とは思えない盛り上がりを見せると、『Quville』『星に願いを』とアッパーな曲が続く。さっきまでのギラギ ラ太陽が嘘かのように心地のよい爽やかな風が会場を撫でると『大切なものは君以外には見当たらなくて』では、バックにコーラス隊が登場した。オープニングに登場したマーチングバンド、山村が学生時代 に教育実習先の中学校で教えた生徒たちなどで構成されている。

 

コーラス隊、メンバー、観客とが一体となった曲中の合唱で、会場の心はひとつになった。また、客席の中に設けられたストリートステージで は、大阪城公園のストリートライブ、通称城天を思わせるアコースティックサウンドを響かせる。大泉緑地には静かな時間が流れた。4人で向かい合ってのパフォーマンス。普段のステージでは作らることのな い距離感にメンバーが照れる様子も新鮮でほっこりさせる場面も。

 

後半は、ビキニ姿のダンサーが踊り狂う演出や、山村がホースを持って観客に大放水するシーンなどもド派手なパフォーマンスで観客を惹きつけ、『イイじゃない?』では観客によって十人十色様々なタオル を頭上で振り回されボルテージは最高潮のまま本編が終了。

 

そしてアンコール。『大好きだった』の前に山村がこう言った。

 

「ここは生まれ育った街で、大切な思い出ばっかりで。でもそんな地元以上に、みんなの存在が大切だって改めて感じました。失うものもあるけれど、そうじゃないものだってある…明日を生きていこう」*1

 

『花になれ』でのメジャーデビュー。ドラマや映画などの大型タイアップも付け、一気にスターダムを駆け上がったflumpool。ホールやアリーナ級のツアーも何度も成功させてきた。台湾の有名バンドとの共 演も果たし、充実した活動を送ってきた。けれども、それを見て去って行ったファンがいたのも事実である。それでも、彼らを追い続け、彼らと共に成長していったファンが少なからずいてくれたからこそ今 の彼らがあるのだ。ツアーでもなく、決してアクセスがいいと言えない彼らの“故郷”である大泉緑地に全国から観客が駆けつけたことがそれを証明しているはずだ。

好きな人の好きな場所で好きな人を見る意義を、大切さを、彼らのファンはわかっているのだ。失ったものに縋りたくなることもある。けれどもそれじゃいけない。笑っても泣いても明日は来るのだから前を向いていなきゃ。

 

そうして始まったアンコール。山村の言葉があったからか、『大好きだった』が胸に響く。ライブの最後を飾るのは『Hydrangea』。大阪インディーズ時代からの代表曲である。山村、阪井、尼川が順に歌い大 泉緑地に歌声を響かせライブを締めくくった。 2日間で約3万5千人を動員し史上最大規模となった今回のライブでは、8月5日にリリースしたばかりの新曲『夏よ止めないで ~You’re Romantic~』をから『花になれ』『星に願いを』などのライブ定番曲まで、新旧問わず全19曲を披露した。観客にとってもボリュームもあり大満足な内容であったであろう。

 

真夏の野外★LIVE 2015「FOR ROOTS』~オオサカ・フィールズ・フォーエバー~

01 夏Dive
02 Quville
03 星に願いを
04 微熱リフレイン
05 歓喜フィドル
06 夏よ止めないで ~You’re Romantic~
07 Calling
08 花になれ
09 大切なものは君以外に見当たらなくて 
10 two of us
11 キミがいたからら
12 とある始まりの風景~Bookstore on the hill~
13 reboo~あきらめない詩~
14 ビリーバーズ・ハイ
15 Sprechchor
16 君に届け
17 イイじゃない?

〈Encore〉
EN1 大好きだった
EN2 Hydrangea

*1:音楽と人 2015年10月号より